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食品ロス
2023.05.03

食品ロスの現状とは?事業者ができる対策とみどり産業の取り組みについて

最近注目を集めている「食品ロス」という言葉。耳にしたことはあるけれど
「具体的に何ができるのか、いまいちわからない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

そんな方に向けて、食品ロスの現状と私たちができることを解説します。

現在、環境省、農林水産省などが、食品ロス削減における事業者や行政の取り組みについて力を入れており、

食品関連の事業者においてはこの流れをふまえた対応が求められます。そこで食品ロスの基礎知識と
事業者ができることをご紹介します。食品ロス対策をご検討中の方は、参考にしてください。

食品ロスとは?~食品ロスの基礎知識

『食品ロス』を簡単に説明すると、売れ残りや食べ残しなどの理由から廃棄されてしまう食品のことです。

日本では子供の貧困が大きな問題になっている一方で年間522万トンもの食品が廃棄されています。

これだけの大量のごみが食品ロスによって発生しているのです。それによって環境への負荷やごみ処理のコストなど
さまざまな問題を抱えていることから、多くの企業が食品ロスへの取り組みをはじめています。

食品廃棄物処理の流れ

余った食品などは処理工場に運ばれて、可燃ゴミとして処分されるものと再生利用されるものとがあります。
その多くは再生利用されずに焼却、埋め立てを行なっています。
「食品ロスをどう減らすのか、出された廃棄物をどう再利用していくのか?」ということが鍵になります。

食品リサイクル法とは?

「食品リサイクル法についてご存知ですか?」食品リサイクル法は、国、地方自治体、食品関連事業者、消費者が
一体となって食品廃棄物の量を減らすためにできた法律です。

食品関連事業者ごとに削減目標が設定されます。新たな目標値の見直しや、これまで設定されていなかった業種が
新規に設定されるなど、規制が変わることがあるので注意が必要です。

食品ロスの現状と事業者ができること

農林水産省の調査によると食品ロスは事業系が275万トン、家庭系が247万トンとなっています。
事業系で大きな割合を占める業種は「食品製造業」「食品棚卸業」「食品小売業」「外食産業」です。

 

そのうち可食部における食品ロスで大きな割合を占めるのは、食品製造業と外食産業、その次に食品小売業、
食品棚卸業がランクインしています。可食部というのは、仕入れた食材や食品を加工調理をしてできたもののうち、
最終的に食品廃棄物になったものを指しています。

出典:農林水産省「食品ロス及びリサイクルをめぐる情勢」

 

【食品ロス(可食部)における事業者の割合】

⚫︎食品製造業→121万トン

⚫︎外食産業→81万トン

⚫︎食品小売業→60万トン

⚫︎食品卸売業→13万トン

ここからは、食品ロスの対策についてご紹介します。

【食品のロスの対策1】食品の製造過程

「廃棄の原因のと特定と資源の活用ができていますか?」

食品ロスは製造の段階から発生しているため、食品メーカーや加工メーカーなどは、賞味期限の延長や年月表示への
切り替え、適正な在庫管理を行うことで食品ロスを減らすことができます。
エコ容器の開発なども進んでいます。

(食品の製造メーカーや加工会社など)

【食品ロスの対策2】食品の流通過程

「食品の売れ残りを多く廃棄していませんか?」食品の卸売や小売店などは、季節や天候、小分けやバラ売りなど
需要を予測した適量の仕入れが大切です。AIを活用したデータ管理や在庫管理のツールの活用などが増えています。

(スーパー、コンビニエンスストア、八百屋、百貨店など)

【食品ロスの対策3】食品の消費過程

「食品の食べ残しが多くありませんか?」

食べ残し対策や持ち帰りサービス、発注量の見直しによる廃棄の削減、予約販売、食材を長持ちさせる工夫など
とともに、次世代を担う子供たちへの関心を高める活動をすることも大切です。

(食堂、居酒屋、レストラン、旅館、ホテル、結婚式場など)

【食品ロスの対策4】廃棄物の再利用

「食品ロスを減らすために資源の再利用ができていますか?

食品ロスを減らすとともに、食品廃棄物を再生して利用する視点も大切です。

みどり産業では野菜クズなどをリサイクル施設で発酵させた循環型堆肥を製造しています。

関心が高まっているSDGs

社会的関心が高まっているいるSDGsでは、
「食料の廃棄を半減させ、収穫後損失な どの生産・サプライチェーンにおける食料の損失を減少させる」

「廃棄物の発生防止、削減、再生利用 及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する」
ことが2030年までの国際目標になっています。食品廃棄物のリサイクルへの取り組みや、
「みどり工房で作られたソフトケールの販売」などもチェックしてみてください。

食品リサイクル法への対策はできていますか?

みどり産業では食品廃棄物が生まれ変わる「循環型有機肥料を使った野菜の生産」で
リサイクルループを実現しています。

 

廃棄物を処分するだけではなく、資源を活かして循環させています。食品リサイクルのしくみに
ついて、お気軽にお問い合わせください。
→循環型の食品リサイクルの詳細についてはこちらから

 

◆地域循環NO.1を目指しているみどり産業

千葉県市原市商工会議所「市原で大切にしたい会社大賞」受賞
→詳細はこちらから

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