会社から出たゴミの捨て方は?事業系ごみと家庭ごみの違いが知りたい!
会社から出たゴミの種類にもよりますが、「家庭ごみと同じ捨て方で大丈夫」「事業系ごみと家庭ごみの違いがわからない」と思っていませんか?「オフィスや事務所から出るゴミの対応を任された」「年に数回、まとめて会社のゴミを処分したいが分別方法がわからない」そんなお悩みも少なくありません。会社から出たゴミの処分方法について解説します。
事業系ごみと家庭ごみはどう違う?
事業系ごみと家庭ごみ。同じごみを捨てるとしても処分方法が違ってきます。家庭で出たゴミは分別してゴミ集積所に出せますが、事業系ごみは集積所に出すことができません。事業系のごみは事業者の責任において「適正に処分すること」と「廃棄物の再利用などを積極的に行うことで減量に務める」といった内容が法律及び条例で定められているからです。
◆家庭ごみ→分別してゴミ集積所に出せる
◆事業系ごみ→家庭ごみのように集積所には出せない
事業系ごみの見極め方「産業廃棄物か一般廃棄物かどうか!」
会社から出る事業系のごみは2種類あり産業廃棄物と一般廃棄物に分別されます。これらはまとめて事業系ごみといわれます。特定の事業活動に伴って生じたゴミ、業種に関わらず12種類のゴミが産業廃棄物にあたります。それ以外のゴミは一般廃棄物になります。
【事業系のごみ】
- 産業廃棄物→①特定の事業活動に伴って生じたゴミ、②業種に関わらず事業活動によって出た廃油、廃プラスティック、金属くず、ガラスくずなどの12種類のゴミが産業廃棄物
- 一般廃棄物→産業廃棄物以外のごみが一般廃棄物
オフィスや会社、学校から出た蛍光灯の処分についても詳しく知りたいという方は以下のページもご覧ください。
▷オフィスや学校から出た蛍光灯の処分方法!産業廃棄物の業者選びのポイント!
ところで、会社から出た一般廃棄物と産業廃棄物の処分方法の違いをご存知でしたか?
事業系一般廃棄物の処分方法を知ろう!
事業系一般廃棄物の処分方法は自治体によって様々なので、確認しておきましょう。ごみを処分するときは特に以下の2点に気をつけてください。
- 産業廃棄物か一般廃棄物かは業種によって違う
- 一般廃棄物の処分方法は自治体によって違う
会社や店舗・事務所から出るゴミは、ゴミ集積所へ出すことができないのでクリーンセンターへの持ち込みまたは、市の許可を受けたごみ収集運搬業許可業者に委託します。業種によって廃棄物の取り扱いも変わりますが、市の施設で処理できるものとできないものをチェックしてみてくださいね。
たとえば、千葉県市原市で処理できる燃えるごみは「生ごみ、紙くず、ぼろ布、木、枝、草、葉、従業員個人消費による弁当がらやプラスティック製品など」です。また、ごみを出す場合は、事業所用の市指定袋を使用します。千葉県千葉市で処理できる燃えるごみは「生ごみ、剪定枝等、リサイクルできない紙」です。千葉市ではオレン色の事業所ごみ指定袋を使用します(推奨)。リサイクルできる古紙類は持ち込みができません。クリーンセンターでは産業廃棄物に該当するものは受け入れができないので、廃棄物の種類と自治体のルールを確認することがとても大切なのです。
※市原市事業系ごみ処理のルールはこちらから
※千葉市事業系ごみ処理のルールはこちらから
産業廃棄物の適正な処分方法とは?
産業廃棄物は廃棄物処理許可業者に処理を委託します。自治体では処理できないので委託する会社が収集運搬の許可を受けていることを確認しましょう。産業廃棄物の処分をする際には保管基準と委託基準に従うことが必要です。
産業廃棄物とは、たとえば、廃プラスティック類(ペットボトル、発泡スチロール、ビニールなど)・金属くず(空き缶・オフィス用品・金具など)ガラス、コンクリート、陶磁器・水銀使用製品(蛍光ランプ、体温計など)などはあらゆる事業活動に伴う産業廃棄物になります。
【産業廃棄物】
- あらゆる事業活動に伴う産業廃棄物→業種に関わらず決められた12種類は産業廃棄物として処理
- 特定の事業活動に伴う産業廃棄物→指定の業種から排出された7種類の特定のごみは産業廃棄物として処理
知っておきたい食品リサイクル法
事業系一般廃棄物で多いのは「生ごみ」になります。飲食店などの食品関連業者は食品リサイクル法によって食品廃棄物等の減量と再資源化への取り組みが必要です。食品リサイクル法には食品廃棄物等を再生利用する目標が業種ごとに設定されており、多量排出事業者は再生利用等の実施状況の報告が義務付けられています。その中で再生利用等実施率や発生量などを書面で報告します。
食品廃棄物のリサイクルについて・食品リサイクル法の登録を受けた施設をチェック!
会社から出たごみの捨て方まとめ
会社から出たごみは一般廃棄物であればクリーンセンターに持ち込むこともできますが、知識や対応に不安がある場合は、市の許可を受けた許可業者へ依頼することがおすすめです。その場合には必ず、「一般廃棄物収集運搬業」「産業廃棄物収集運搬業」「特別管理産業廃棄物収集運搬業」「産業廃棄物処分業」などの許可の有無を調べておきましょう。
事務所移転や大掃除などで大量のごみが出てしまうことがあります。「ごみの分別方法がわからない」というお悩みも少なくありません。みどり産業ではゴミの回収をするだけではなく、リサイクルや分別回収サポートなどもできます。分別方法によっては大幅なコストダウンも可能となっております。リサイクル施設が整っていて、折りたたみコンテナの提供や資源分別早見表の配布、説明会の実施もしているので安心です。詳細についてはみどり産業ホームページをご確認ください。
オフィスゴミのリサイクルについて、詳しくはこちら
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