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2021.11.02

廃プラスチックの処分のポイントと注意点について解説!

「廃プラスチックの処分について」詳しく書かれているブログはほとんどありません。
廃プラスチックの処分や回収は、どこも同じだと思っていませんか?

「ルート回収をすることでリーズナブルに」なったり「電子マニフェストに対応させることで管理が簡単に」なったりと、

廃プラスチックの処分について相談をして良かったというケースが少なくありません。

最近は、廃プラスチックの処理について重要性が叫ばれることも増えてきました。

行政の受入基準の厳格化によるリサイクルの推進や環境負荷の低減、SDGsなどへの関心が高くなるにつれ、

ますます適正な処理が求められている中で、委託先の処理業者が不適正処理を行った場合には廃棄物を排出した事業者は措置命令の対象となることもあり、企業イメージの低下につながることも考えられます。

今回は、廃プラスチックの処分について知りたい、または適正な処理をしながらコストを見直したいという企業担当者の方に向けて、

廃プラスチックの処分についてリサイクルの方法と注意点などをご紹介します。

廃プラスチックとは?

廃プラスチックとは、主に「製品を製造する過程で出たプラスチックのかす」と「使用後に廃棄されたプラスチック」のことですが、ご家庭より排出される廃プラスチックと事業活動に伴って排出される産廃系廃プラスチックとに分けられます。

一般の家庭から出されるプラスチックは種類によって自治体ごとの基準により分別されますが、事業活動に伴って生じるものは産業廃棄物となります。

自治体によっては事業活動に伴っているのかどうかの解釈が難しい場合もありますので、どちらにあたるのかがよく分からない場合には自治体に確認をしておきましょう。

包装フィルム、ペットボトル、食品トレイ、ビニール袋、ポリタンクなどプラスチックが含まれているものは廃プラスチックと考えておくと分かりやすいと思います。

廃プラスチックのリサイクル方法

日本では廃プラスチックは3つのリサイクル手法がとられています。

マテリアルリサイクル 再生使用するために廃棄物を製品原料として再利用原料を取り出したり、取り出した原料を製品に変えるなどの方法 例)衣類の原料、カーペットの繊維等
ケミカルリサイクル プラスチックの原料である石油やガスに戻して燃料として再利用、バイオガス化などの方法
例)発電や暖房設備の熱源等
サーマルリサイクル ごみ発電や燃料化などの方法(バイオガス化、化学燃料等)廃プラスチックの再生資源と考えることができるので、適正な業者に委託し、適切な処分をすることが求められます。

今後の廃プラスチック処分に関する注意点

「廃プラスチックは適正な業者に委託し適切な処分をする」と言っても、処分に関する以下のような注意点があります。

1.事業系のごみは自治体によって対応が異なる
2.処理コストを踏まえて適正な業者に依頼する
3.不正処理を行う業者に依頼しない
4.使用済み廃プラスチックの輸出は環境大臣の認可が必要

 

1.自治体によって対応が異なる
事業系の廃プラスチックの分別は、自治体によって様々な対応をしているケースがあり注意が必要です。
小規模事業所から排出される廃プラスチックを可燃物として事業系一般廃棄物としている自治体もある一方で、
使用済みの廃プラスチックを全て 産業廃棄物として扱う自治体もあり自治体によって対応が異なることもあります。

2.処理コストを踏まえて適正な業者に依頼する
廃プラスチックの処理は、中間処理後の委託先への料金の値上げにより、処理コストが増加傾向にあります。
処理コストについて考えるだけではなく、適正な処理ができると認められている業者に依頼しなければいけません。

3.不正処理を行う業者に依頼しない
不正処理を行う業者に依頼し、環境の保全に影響が生じると、排出業者が措置命令の対象となる可能性があります。
排出業者の責任は重いものですので、法律で排出事業者に係る規定(廃棄物処理法第 12 条第7項や第 12 条の3第8項など)によって
運用されている業者であるのかをしっかりと確認しておきましょう。

4.使用済みプラスチックの輸出は環境大臣の認可が必要
使用済みプラスチックのうち産業廃棄物を輸出する際には、環境大臣の確認(廃棄物処理法第 15 条の4の7で準用する同法第 10 条の規定に )を受ける必要があります。

廃プラスチックの処分まとめ

数々の廃プラスチックのリサイクル方法や、処分をする際の注意点などから、「廃プラスチックの処分方法の見直しは重要」と考えた方もいるのではないでしょうか。
熱海市の土砂災害では産業廃棄物の不法投棄が関係していることが問題視されています。環境問題やSDGsなどに関心を持つ個人、企業が増えていることは地球にとっても日本にとっても大切なことです。

廃プラスチックの処分については、いかにコストをかけないで、環境への負荷をおさえられるかということが重要です。みどり産業では「地元をクリーンに。キレイを広げる」というビジョンを掲げて、SDGsに向けて様々な取り組みをしています

お客様のコスト削減や廃棄物の処理についてのお悩みに対応しています。

お電話やメールなどでもお問い合わせが可能です。
さらに、無料相談も実施しておりますので、お気軽にお問い合わせをいただければ幸いです。

皆様からのお問い合わせをお待ちしております。

 

~お役立ち情報~
プラスチックリサイクルの基礎知識
出典:一般社団法人プラスチック循環利用協会

容器包装リサイクル法に基づく定期報告書の提出について
出典:関東農政局

廃プラスチック類の処理状況について
出典:千葉県環境生活部

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